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今さら人に聞けない【総合リサイクル】『リユース(Reuse)~くりかえし使うことで得られるモノ~①』

リユース 2019.06.24

『リユース(Reuse)~くりかえし使うことで得られるモノ~①』

 

◎『リユース (Reuse)』とは?

 

前回は2週にわたって『ゴミのリデュース』について説明しました。

第1話 『リデュース(Reduce) ~ゴミを出さない・減らすこと~』

 

今回は、同じく2週にわたって、『リユース(Reuse)』について考えてみたいと思います。

 

『リユース(Reuse)』とは、再使用(さいしよう)のことです。

 

Wikipediaによると、一度使用された製品を、そのまま、もしくは製品のあるモジュール(部品)をそのまま再利用することをいう『環境用語』です。

 

従来から、家族内や知人内での製品のお下がりや、地域内での不要品のバザー、あるいは廃品回収など、小規模のレベルでは行われてきたが、本格的な循環型社会の形成のためには社会構造的にリユースの流れを構築することが望まれているという事です。

 

 

◎そもそも製品の原材料って何でしょう?

 

例えば、次のものは何からできていますか?

・レジ袋

・スチール缶

・アルミ缶

・ペットボトル

・トイレットペーパー

・ノート

 

普段日常から使っているものですが、いざ考えてみると知らないことも多いです。

また深刻な環境問題から、今後は有料化の義務付けや、輸出制限がかかるようになってきます。

 

ちなみに正解は以下の通りです。

・レジ袋⇒石油

・スチール缶⇒鉄鉱石

・アルミ缶⇒ボーキサイド

・ペットボトル⇒石油

・トイレットペーパー⇒樹木(木材)

・ノート⇒樹木(木材)

※古紙パルプのものもあり

 

いかがですか?全部わかりましたか?

 

 

◎非再生資源と再生可能資源の特徴

日本には資源が少なく、多くの資源を輸入に頼っている現実があります。

また資源には『非再生資源』と、『再生可能資源』があります。

 

『非再生資源』とは、

枯渇性資源とも言い、再生できないので使い続けると枯渇してなくなってしまう資源です。

・化石燃料(石油・石炭)

・金属資源(鉄鉱石・銅鉱石)

などをいいます。

 

ただし、金属資源においては、元の金属材料に戻すことができるリサイクル可能な資源です。

 

『再生可能資源』とは、

一部を使用しても、一定の時間がたてば自然の力で再生可能な資源です。

・森林(木材)

・バイオマス(小麦・米などの穀物、魚などの水産資源)

などをいいます。

 

石油はこのまま現在と同じように生産を続けると、50年ほどでなくなってしまうと言われています。

可採年数(資源を採取できる年数)が比較的長い石炭にしても、153年です。

 

使用量を減らしたり、他の資源でまかなったり、対策を講じていく必要があります。

 

 

◎『循環型社会』が目指すモノ

 

資源やごみの問題を解決する為に私たちが目指している『循環型社会』をもう一度見てみます。

 

前節でふれた石油や金属など、非再生資源は利用できる量に限りがあります。その為、今後ますます大切に使用していく必要があります。

 

その為にできることが、『リデュース』『リユース』『リサイクル』の【3R】です。

 

『リデュース(Reduce) 』~ゴミを出さない・減らすこと~

『リユース(Reuse)』~そのまま使えるモノは、くりかえし使用すること~

『リサイクル(Recycle)』~そのまま使えないモノは、資源再生すること~

 

これら【3R】の取り組みにより、循環型社会が実現すれば、今ある資源の可採年数はもっと伸ばすことができます。

 

新しい資源をどんどん使うのではなく、今あるモノ(資源)の中から、繰り返して使う仕組みを構築する必要があります。

 

次回『リユース(Reuse)~くりかえし使うことで得られるモノ~②』へ続く

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