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【シリーズSDGs】ゴール⑤ ジェンダー平等を実現しよう ~ダイバーシティ経営の実践~

SDGsお知らせ 2021.09.13

 

荒木商会では、SDGsをシリーズ化してそれぞれのゴールを考えていくと共に、弊社での取り組みに紐づけて、ご紹介していく事にしております。また社員と共有することで、会社が向かう方向性の理解と、意識づけ、行動の伴う実践として取り組んでまいります。

 

【シリーズSDGs】

ゴール①『貧困をなくそう』

ゴール②『飢餓をゼロに』

ゴール③『すべての人に健康と福祉を』

ゴール④『質の高い教育をみんなに』

ゴール⑤『ジェンダー平等を実現しよう』

ゴール⑥『安全な水とトイレを世界中に』

ゴール⑦エネルギーをみんなに、そしてクリーンに

ゴール⑧『働きがいも経済成長も』

ゴール⑨『産業と技術革新の基盤をつくろう』

ゴール⑩『人や国の不平等をなくそう』

ゴール⑪『住み続けられるまちづくりを』

ゴール⑫『つくる責任、つかう責任』

ゴール⑬『気候変動に具体的な対策を』

ゴール⑭『海の豊かさを守ろう』

ゴール⑮『陸の豊かさも守ろう』

ゴール⑯『平和と公正をすべての人に』

ゴール⑰『パートナーシップで目標を達成しよう』

 

 

◎ゴール⑤『ジェンダー平等を実現しよう』

 

【シリーズSDGs】五つ目のゴールは『ジェンダー平等を実現しよう』です。

 

ジェンダーの平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う。

 

ことが目的です。

 

ジェンダーとは、男性・女性という生物学的な性差ではなく、文化や習慣によって形作られた「社会的性差・文化的性差」のことをいいます。

 

『男性はこうあるべき』『女性はこうあるべき』『男のくせに』『女のくせに』といった言葉で、行動を制限したり、決めつけたりすることです。

 

ジェンダー平等とは、そういう社会的性差・文化的性差をなくして、誰もが男女関係無く、自分の好みを言えたり、性別のせいでやりたいことをあきらめたりしないで済む世界を目指すものです。

 

 

◎日本の常識はおかしい?

 

日本は世界でも珍しいほどに男女差別が存在している国だそうです。

 

ジェンダーギャップ指数(世界各国の男女格差を示す指数)において、日本は156か国120位です。

政治分野において特に男女格差が大きく、2021年日本は147位です。

 

先のオリンピックでも開幕前から、男女差別的な発言が大きな社会問題になりました。

 

いかに、日本のジェンダー平等が進んでいないかがわかります。

 

日本は、かつて高度経済成長から技術大国と呼ばれ、アメリカに次ぐ経済大国でもありました。

今では、少子高齢化が進み、成長が止まってしまった国だと言われるようになりました。

 

しかし、日本はまだまだ可能性を秘めており、その鍵を握っているのがジェンダー平等だと言われています。

 

世界から見ると日本の常識はおかしいと思われています。

私達の価値観の中にも、当たり前のような感覚が根付いていませんか?

 

その価値観を根本から変えるのが、ジェンダー平等の考え方です。

 

 

◎世界のジェンダー平等とMDGs

 

世界はMDGsのもとにジェンダー平等と女性のエンパワーメント(力をつける、権限を与えること)に向かって進歩を遂げました。しかし、女性と女児は世界のいたる所で依然として差別と暴力の対象となっています。

 

MDGs( Millennium Development Goals)とは、2001年にまとめられた2015年までの国際目標であり、1990年代に開催された主要な国際会議・サミットで採択された『国際開発目標』と、2000年に開催された国連ミレニアム・サミットで採択された『国連ミレニアム宣言』とを統合して作られました。

 

SDGsの前身のような開発目標で、8つの目標が定められています。

①極度の貧困と飢餓の撲滅

 ②普遍的な初等教育の達成

 ③ジェンダーの平等の推進と女性の地位向上

 ④乳幼児死亡率の削減

 ⑤妊産婦の健康の改善

 ⑥HIV/エイズ、マラリア及びその他の疾病の蔓延防止

 ⑦環境の持続可能性の確保

 ⑧開発のためのグローバル・パートナーシップの推進

 

2015年の報告では、「極度の貧困をあと一世代でこの世からなくせるところまで来た」「MDGsは歴史上最も成功した貧困撲滅運動になった」と成果が強調されています。

 

解決できなかった課題や、新たに出てきた環境問題、社会課題などに対応する為、『だれ一人取り残さない世界へ』SDGsが誕生しました。

 

 

◎荒木商会の取組み

 

荒木商会ではダイバーシティ経営を実践しています。

 

多様な人材の採用、年齢、性別、働き方の多様化を目指しています。

最近では、自分の働き方で働きたい方に対してのフレックス制の導入を行い、働き方、時間や曜日が選べる仕組みづくりを目指しています。

 

フレックスに動ける方がいることで、適材適所に対応できるようになりました。

他の社員のカバーや、フォローができるので、非常に助かっています。

 

障がい者雇用と、就労支援を行う荒木商会にとっては、ダイバーシティ経営は非常に重要です。

 

今後は、障がい者のみならず、トライアル雇用、シニア層の活用、外国人労働者など、様々な人材が活躍できる職場、会社を目指していきます。

 

 

◎大人だけでは達成できないSDGs

 

SDGsは、

私たちが暮らす世界を、未来をどのようにしていくか?

素晴らしい地球をどのように守って、未来の子供たちに残していくか?

を、世界中の人々が国境を超えて考え、目標として決定しました。

 

だれ一人取り残すことなく、誰も犠牲にならない、みんなが幸せになれる世界を目指すための目標です。

 

この目標は、子供たちから高齢者まで、すべての人たちが協力し合って行動しなければ達成できません。

これらの課題は、これまで人類が長い年月をかけても創る事ができなかった新しい世界の姿です。

 

大人だけでは達成できる課題ではなく、これから大人になる子供たちが、今のうちからSDGsに関心を持ち、理想の世界の実現のために必要な力を身に付ければ、不可能を可能にすることができるかもしれません。

 

子供や、若者の力が必要不可欠なのです。

 

その為には、世界中の子どもたちが最低限の生活をし、質の高い教育を受けることが必要です。

全ての目標はつながっているのです。

 

ジェンダー平等もその一つです。男性が、女性が、といった差別は必要ありません。

男女差がなくなれば、おかしな価値観がなくなれば、日本全体で活躍できる人が増加します。

 

キャリアの選択肢が増え、いろいろな生き方ができるようになります。

性別に関係なく、希望や感動を共有し尊重し合える関係性が増えていきます。

 

日本は停滞している30年から抜け出し、再び成長することができるかもしれません。

 

男女問わず、誰もが幸せになるために解決すべきなのがジェンダー平等です。

 

 

※国際連合広報センター 持続可能な開発目標(SDGs)より引用

※参考書 図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」がわかる本

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