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【シリーズSDGs】ゴール⑥ 安全な水とトイレを世界中に ~私たちが暮らす環境に感謝する~
荒木商会では、SDGsをシリーズ化してそれぞれのゴールを考えていくと共に、弊社での取り組みに紐づけて、ご紹介していく事にしております。また社員と共有することで、会社が向かう方向性の理解と、意識づけ、行動の伴う実践として取り組んでまいります。
【シリーズSDGs】
◎ゴール⑥『安全な水とトイレを世界中に』
【シリーズSDGs】六つ目のゴールは『安全な水とトイレを世界中に』です。
すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する。
ことが目的です。
日本は島国です。
多くの山々に森林、緑豊かな自然にあふれています。おかげで水源にも恵まれています。四季が存在することで、春夏秋冬と様々な景色が堪能でき、自然の変化を楽しむことができる世界的にも珍しい国です。
日本では水道の蛇口をひねればキレイな水が出てきます。もちろん当たり前に飲むことができます。お湯のキレイなお風呂に入ります。トイレを使うと水が流れます。ウォシュレットがついているトイレが非常に増えています。これらの水はほぼ無限に利用できます。※水道料金はかかりますし、無駄は省く必要があります。
それくらいに、『水』は昔から私たちの身近にあります。現代では当たり前に使用されている『水』ですが、これらも産業が発達し、インフラ整備が整っているからです。
一方、最近でも頻繁に発生しますが、台風や大雨の影響による川の氾濫や、大地震での津波のように、私たちにとって決して安全ではない『水の災害』も存在します。
『因果応報』
善い行いをすれば善い報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがある。と言われてきました。
人間同士もそうですが、自然との関わり方にも同じことで、私たちは積極的にこれらの自然を守っていく、感謝しながら残し続けていかなければいけません。
◎進まない世界におけるインフラ整備
世界中で水とトイレの問題は深刻です。
良くはなってきているものの、依然として世界中の数十億人は水と衛生のサービスを受けられていないのが現実です。
世界の22億人は、安全に管理された飲料水を利用できていません。また、42億人は安全に管理された衛生施設を利用できていません。(2017年)
新型コロナウィルスの感染拡大防止でもっとも効果的な予防方法として、うがいと手洗いの徹底を呼び掛けられています。しかし、全世界で30億人が基本的な手洗いをする設備が自宅にありません。
医療施設においても、全世界の5カ所に2カ所の医療施設で、せっけんや水も、アルコールを主成分とする手指消毒剤もありません。(2016年)
水不足により、2030年までに7億人もの人が住む場所を追われる恐れがあります。
これらのゴールを達成する為には、インフラの設備が不可欠です。しかし、多くの国でその資金と技術がありません。国によっては水と衛生に関するターゲットの達成に必要な資金の61%が不足しているのです。
◎みんなできれいにせんまいけ大作戦
人間の体はほとんどが水でできていると言われています。胎児にいたっては体重の90%、新生児で75%、子供達で70%を水が占めています。体重60㎏の人で、42㎏が水分ということになります。
そうすると、おいしい水、安全な水が飲めるということは、私たちの体と健康に大きく関わってきます。キレイな水を飲み続けたり、キレイな環境で生活したりすると肌も体も健康になります。逆の場合は体に悪影響を及ぼす危険もあります。
これらを維持していくためには、大切な水源である山や森、私たちに水を与えてくれる自然を守りつづけていく事が大切です。
荒木商会では『リサイクルで地球をやさしく守りつづける』をキャッチコピーに、循環型社会の構築と、地球の環境保全に取り組んでいます。
富山県でも『みんなできれいにせんまいけ大作戦』を実施中ですのでご紹介させていただきます。
※富山県ホームページ みんなできれいにせんまいけ大作戦を実施中!より引用。
富山県の海岸に漂着するごみの約8割が、県内で発生し、河川を通じて流れ出たものといわれています。美しい海岸を守っていくためには、沿岸地域だけでなく、山から海に至る広範な地域での活動が必要です。
このため、山・川・海の地域の住民が一体となって取り組む清掃キャンペーン「みんなできれいにせんまいけ大作戦」を展開しています。
期間中は、地域の住民、ボランティア団体、行政機関等が連携して、県内各地で清掃美化活動が実施されますので、ぜひご参加ください。
一人ひとりが身近なところから環境問題を考え、美化活動の輪を広げましょう。
◎『水』にまつわる古くからの教え
『上善は水のごとし』
「老子」の八章に見える有名な言葉です。
「上善は水のごとし、水はよく万物を利して争わず、衆人の恵む所に処る。」つまり、「最高の善は水のようなものでなければならない。水は万物を助け、育てて自己を主張せず、だれもが嫌うような低い方へと流れて、そこにおさまる」と、述べています。
最高の人生のありかたは、水のように生きるということです。水は自分の存在を主張しないで、低い方へ自然に流れていきます。水のようにしてこそ心穏かにすごすことができ、また円満な人間関係を創り上げることができます。
経営の神様と言われる「松下幸之助」の経営哲学にも、「聖なる経営とは水道の水である」とされる水道哲学があります。
商売をするものの使命はなにか。この世から貧をなくすことである、世の中を豊かにすることである。物の面から人びとを救うことである。
『いわば水道の水のように、いい物を安くたくさんつくるということは、いつの時代でも大事なことである』
ということを教えています。
現代ではモノが溢れすぎている為、不要なモノを創りすぎないことも大切です。
それでも、以前から「この世から貧をなくすこと」を理念にされています。
日本において、このような環境に私たちがいるのは当たり前ではなく、先人たちが私たちに残してくれている大切な資源です。私たちが暮らす環境に感謝し、これから先の未来にも残し続けていかなければいけないということです。
※国際連合広報センター 持続可能な開発目標(SDGs)より引用
※参考書 図解でわかるSDGs「17の目標」と「自分にできること」がわかる本