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日記
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【メディア掲載第3弾】サイボウズさんに取材→記事にしていただきました!
■最初に
富山県でリサイクルやごみの利活用をしている、荒木商会
A型事業所もやっていて、多様な人が共生する社会をつくっていきたい想いを聞いてきました。
前回は、障がい者雇用の取り組みについてお伝えしました。
今回は、難民の方の受け入れについてもお話します。
〜荒木商会〜
Webサイト:https://www.araki-syoukai.co.jp/
Youtube:https://www.youtube.com/@arakisyoukai
~はたらくよろこび(A型事業所)~
Webサイト:https://hataraku-yorokobi.jimdofree.com/
目次
- ■最初に
- ■働きづらさのさまざま
- 〇障がい者雇用のセミナー
- 〇難民の方の受け入れ
- 〇海外の方の働きづらさ
- 〇A型という選択
- ■最後に
■働きづらさのさまざま
〇障がい者雇用のセミナー
先日も富山で障害者雇用セミナーがあったそうで、
荒木さんも運営側と、講演側でちょっと関わっているといいます。
そこに来ているセミナーに来てる方って結構大手の企業が多いそうです。
大手で、法定雇用率がやっぱり至ってない方々が結構参加されていて、
今、世の中人材不足で、近年は特に障がいの方もなかなか採用できないと言われている。
まだ法定雇用率に満たせてなくて、どうしようっていう企業さんとかは、
やってもらう仕事もどうすればいいかわかんないとか、
どうしてもイメージしているものが、その清掃業務とかみたいな感じの話になりがちです。
もちろん、清掃が好きな方は、それでよいと思うのですが、
やっぱりその実務の中にしっかりと溶け込んで、
その会社の戦力になる人材というのは適材適所で必ずいると思っているので、
そのあたりの課題も感じています。
〇難民の方の受け入れ
荒木商会では、難民の方の受け入れもしています。
カメルーンの方ですが、その方を受け入れた経緯を聞いてみました。
知り合いの難民支援をされている方から、
リサイクルにとても関心がある人がいると聞いていて、つないでくれました。
リサイクルに興味がある方で、おもしろそうだと、
1度zoomでお話した後に、東京に行った際直接あって、
もしよかったらというお話になります。
その方は、難民の申請をしているが、ほぼ通らなかったといいます。
ちょうど、不採用の通達が来る時期に会いました。
そうすると彼は国に帰らないといけない。
もしくは、他の国に逃げるしかなくて、
自分の国に戻ったら、またその戦争に巻き込まれるというのもあったので、そういったお話と、
彼が環境に対しての意識がとても高く、リサイクルについての想いを聞きました。
彼が将来ペットボトルのリサイクルというか、
環境に対しての意識がすごく高い子でしたし、
僕たちも海外進出はしたいと思っていたので、
面白い縁だなぁと感じました。
僕も、彼の人間性と将来の夢というものを聞いて、
これはもしかしたら一緒に自己実現できるなっていうふうに思いました
そこで、彼に、荒木商会に来なよっていう話をして、
来てもらったという感じです。
うちの会社に来た時に、
会社の雰囲気がすごく明るくなるイメージがバッチリはまったので
彼の人間性での採用です。
〇海外の方の働きづらさ
色んな働きづらさの中で、
海外の方の働きづらさはどんな問題があるのか聞いてみました。
いやー、これは謎ですね。ですけど、働きづらさなのかなぁ?
それって、会社側の問題が大きい気がします。
会社の労働環境の問題とか、実際に賃金が支払われていないとか、
帰る事もできずにいる人もいます。
実際にカメルーンの方も、
今まで働きづらさを感じて生きてきたわけではなく、
荒木商会の前にバイトしていた土木関係の仕事も、
荒木商会よりも給料が高かったです。
ただ、国に帰らないといけないこと、申請が通りづらいこと
そういうところの問題があったんですよね。
〇A型という選択
A型事業所は売上からお給料を支払う必要があり、
雇用契約として結ぶなど、B型に比べてハードルが高いイメージがあったので、はたらくよろこびをA型という選択をしたのはなぜなのか聞いてみました。
A型事業所、めっちゃ大変だと思います。
はたらくよろこびは、荒木商会が母体としてあるので、
A型でもやっていけると判断しました。
ただ、国の方向性で変わる部分も多いので、
結局縛りが厳しくなっていくっていうところが、
特にきびしいなというイメージです。
今後ももしかしたらどんどん厳しくなっていくのではないかとは思っています。
そして、荒木さんは続けて、
「僕は実はそのB型にする器がなかっただけです。」とお話くださいました。
B型を選択するということは、より難易度が高いのではないかと思い、
きちんと就労支援していくという部分で、僕自身がイメージできなかったんです。
あくまでも仕事をする場所っていうところを前提として考えた時に、
一般就労に近い形で、自分の就労のイメージがついたのがA型事業所でした。
仕事で力を発揮してもらって、
将来的に一般就労につなげていけたらという思いでスタートしました。
■最後に
最後までありがとうございました!
海外の方は言語の壁や文化の壁があるのかなと思っていましたが、
意外にもそういう難しさは荒木商会ではないそうで、
業種によっても、どんな方が働きやすいと感じるのか違いがありそうです。
荒木さんとお話をしながら、人手不足も肌で感じながら
それでも、法定雇用を満たせない障がい者雇用の難しさをとても感じました。
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次回は最終回、荒木商会がこれからやっていきたいことをお伝えします。
次回も見てもらえると嬉しいです。