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『SDGsに取り組む』私たちができること② -17個の目標-
SDGsは世界中の経済、環境、社会、人間にとっての様々な課題や問題を、総合的に取り上げています。
17個の目標には、それぞれ具体的に示した169個のターゲットが設定されています。
SDGsのロゴは丸い和で表されています。
これは、一つひとつの課題やゴールへの取り組みは他の課題にも影響していることを意味します。
目標とターゲットが、お互いに繋がり、一つの丸を形成しています。それぞれ関係しているのです。
SDGs17個の目標
①貧困をなくそう(ターゲット数:7)
世界では、5歳から17歳の世代の10人に1人が、生活のために働いています。
②飢餓をゼロに(ターゲット数:8)
世界では、9人に1人がいつもお腹を空かせて、栄養が足りない暮らしをしています。
③すべての人に健康と福祉を(ターゲット数:13)
サハラ砂漠より南のアフリカ地域では、13人に1人が、5歳までに亡くなっています。
④質の高い教育をみんなに(ターゲット数:10)
読み書きのできない15歳以上の人は、世界に7億7300万人います。そのうち3人に2人は女性です。
⑤ジェンダー平等を実現しよう。(ターゲット数:9)
世界でも女性の政治家は少なく、全体の25%ほどです。
⑥安全な水とトイレを世界中に(ターゲット数:8)
世界のおよそ3割の人々が、きれいで安全な水を飲むことができません。
⑦エネルギーをみんなに そしてクリーンに(ターゲット数:5)
資源をこのまま使い続けると、石炭は100年、石油と天然ガスは50年ほどでなくなると言われています。
⑧働きがいも 経済成長も(ターゲット数:12)
世界のおよそ半分の人々は、1日約2ドル(200円)くらいの収入で暮らしています。
⑨産業と技術革新の基盤をつくろう(ターゲット数:8)
先進国では85%をこえるインターネットの普及率があり、後発発展途上国では19%しかありません。
⑩人や国の不平等をなくそう(ターゲット数:10)
世界の50%の財産を、たった1%の人が持っています。
⑪住み続けられるまちづくりを(ターゲット数:10)
世界全人口の55%都市部で暮らしていて、世界33都市の人口は増え続けています。
⑫つくる責任 つかう責任(ターゲット数:11)
世界で発生するプラスチックゴミは年間3億トンを超えますが、リサイクル率は15%ほどしかありません。
⑬気候変動に具体的な対策を(ターゲット数:5)
世界の平均気温は、この100年で、0.71℃上昇しています。
⑭海の豊かさを守ろう(ターゲット数:10)
世界の海には、既に1億5000万トンのプラスチックゴミがあり、年間800万トン流出し続けています。
⑮陸の豊かさを守ろう(ターゲット数:15)
毎年1300万ヘクタールの森林が失われ、乾燥地では36億ヘクタールが砂漠化しています。
⑯平和と公正をすべての人に(ターゲット数:16)
紛争によって学校に通えない6歳から15歳までの子供は、22か国に2500万人います。
⑰パートナーシップで目標を達成しよう(ターゲット数:19)
世界196か国の地域のうち、146か国が開発途上国とされています。
SDGsに関連する様々な『マーク』
SDGsには、関連する様々なマークがあります。
身近な私たちの暮らしの中で目にするものばかりです。
家の中には、どんなマークがあるでしょう?
また、購入した商品や容器、使っている製品には何が書かれていますか?
普段何気なく利用している、使用しているものには、わかりやすく一目でわかるように『マーク』がついています。
商品がどのようにしてつくられたモノなのか。商品にはどのような成分が含まれており、私たちはどう安全なのかが分かります。
その『マーク』からは、企業や団体が、社会への働きかけや取組み、考えている価値観など様々な情報を読み取れます。
私達が日々の生活の中でこれまで何気なく使っていた、購入していたモノを、これからは選択する基準があってもいいのかなと思います。
世界は変えられるのか?
世界を変えられるのは、私たち一人ひとりです。
世界は広く、これだけの問題、課題をすべて解決するのは無理だと思うかもしれません。
『17個のゴール』どれか共感したものはありますか?
全てに共感して、取り組むことは非常に難しいと思います。
日本に住む私たちには、世界の貧困・飢餓問題、教育や福祉の問題は、あまり身近ではありません。
なかなか自分たちの課題として取り組むことは現実的ではないかもしれません。
しかし、知っておくことって大事だと思います。
どれか一つでもいいので、自分と関連すること、興味があること、もっと知りたいことを学び、自分が何かできることはないかを考えることから始められる気がします。
少し学んでみるだけでも、意外とすぐにできることが見つかるモノです。
誰でも、どこにいても、自分に合ったやり方で変化を起こせることに気づいていきたいですね。
今後もSDGsについて、学んでいきたいと思います。
荒木商会が取組む活動についても触れていきます。