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リデュース
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今さら人に聞けない【総合リサイクル】『リデュース(Reduce) ~ゴミを出さない・減らすこと~②』
『リデュース(Reduce) ~ゴミを出さない・減らすこと~①』
◎ゴミはどこへ運ばれ、どこで処理されるのか?
【燃やすゴミ】
清掃業者が回収して、『清掃工場』にてゴミを焼却します。この時に出る焼却灰は『最終処分場』にて埋め立てられます。
【燃やさないゴミ】
回収された不燃ごみは、『不燃ゴミ処理施設』にて細かく粉砕されます。この時にゴミに混ざっている鉄やアルミニウムなどは『資源』として回収されます。細かく砕かれたごみは、『最終処分場』にて埋め立てられ、再生資源は『再生業者』にて『リサイクル』されます。
【粗大ゴミ】
粗大ゴミは、『粗大ゴミ処理施設』にて、燃やすゴミと燃やさないゴミに分けられます。燃やすゴミは細かく砕いて、清掃工場にて燃やします。燃やさないゴミは、上記と同様に『資源』と『ゴミ』に分別されます。
【資源ゴミ】
資源ゴミは、『中間処理施設』にて『リサイクル』できるモノを選別します。ペットボトルや紙類はプレス機で押し固めて一定のサイズに圧縮され、『リサイクル工場』へと運ばれ、『リサイクル』されます。
◎具体的に取り組む『リデュース』とは?
リデュースを行うメリットは次の通りです。
①ゴミを減らすことで、処分場で焼却する燃料の資源や燃料費も削減できる。
②燃焼するゴミが減ることで、排出される二酸化炭素などの有害物質を削減できる。
③最終処分場での埋め立て量が減るので、長く最終処分場を利用することができる。
④ゴミが減り、リユース、リサイクルの量も減ることで、限りある資源を守ることができる。
では、具体的にどのような取り組みを行えば良いのか考えてみます。
一般的に家庭での取り組み例は次のようなことです。
・水気が多くて重たい生ごみの量を減らす。
・不要な物は購入しない。必要なものを必要な分だけ購入する。
・ムダな包装は避ける。
・使い捨てをせずに何度も使えるものを選んで利用する。
・エコバッグを活用してレジ袋を利用しない。※有料化が進んでいます。
・残さず食べることで食品ロスをなくす。
◎私たち一人一人ができることは?
環境を考えて買い物や生活をする消費者のことを、『グリーンコンシューマー』と呼んでいます。この『グリーンコンシューマー』が増えると、確実に環境負荷が軽減されます。
また、
『長く使えるものを選び大切に使用する』
『いらないものは買わない、もらわない(Refuse)』
『壊れても修理して長く使用する(Repair)』
といった活動もあります。
今後、改めて解説していきます。
今回は、一般家庭における『ゴミのリデュース』をメインに考えてみましたが、これは企業や工場、産業界でも同じことが言えます。
一般廃棄物は『リデュース』できるのに、産業廃棄物が『リデュース』できないという事はありません。正しい処理・処分をしていけば、『3R』を進めていけば、確実に企業のコスト削減に繋がります。
世界中が少しづつでも、自分から気を配り、取り組んでいく事で地球の環境負荷、廃棄物の発生は抑制されていきます。
『私は今日から、トイレで小の時は、小のレバーを使おうと思います。』