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リフューズ
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今さら人に聞けない【総合リサイクル】『リフューズ(Refuse)~【拒否】する勇気!~』
『リフューズ(Refuse)~【拒否】する勇気!~』
◎もう一つのRとは?『リフューズ(Refuse)』
これまでは、以下3Rについて説明してきました。
『ゴミをできるだけ減らすこと』【リデュース】
『繰り返して使えるモノは、繰り返して使うこと』【リユース】
『繰り返して使えないモノは、資源として再利用すること』【リサイクル】
日本では2000年(平成12年)に、循環型社会形成推進基本法において3Rの考え方が導入され、3R【①リデュース ②リユース ③リサイクル】 ④熱回収(サーマルリサイクル) ⑤適正処分の優先順位で、廃棄物処理およびリサイクルが行われるべきであると定まっています。
また、3Rに加えてよく紹介される+2R、併せて『5R』とも呼ばれている、
【Refuse】と【Repair】があります。
今回は、【Refuse リフューズ】について説明して参ります。
◎『Re』が付く言葉の真意
『Reduce』も『Reuse』も『Recycle』も、すべて頭に『Re』が付きます。
では、この『Re』とはどういう意味なのでしょうか?
直訳すると、「相互、反、後、退、秘、去、下、再、否、不」または、「再び、さらに、新たに、…し直す、原状に復す」などの意味があるようです。
【再、再び~、・・・仕直す】これらの言葉からも、循環をイメージする言葉に関連がありそうです。
◎こんなにある『Re』が付く言葉
『Re』が付く言葉は、まだまだありますので紹介していきます。
※Wikipediaより引用
『Refuse』(リフューズ:拒否)
ごみになるものを拒否する。製造・流通地点で発生源を断つ。
『Repair』(リペア:直す)
壊れても直せるものは修理して使う
『Remix』(リミックス:再編集)
新たな創造のために既にある資源を再編集する
『Refine』(リファイン:分別)
廃棄するときには分別する
『Rethink』(リシンク:再考する)
自分に本当に必要なものかどうか考える
『Rental』(レンタル:借りる)
個人として所有せずに借りて済ます
『Return』(リターン:戻す)
携帯電話など使用後は購入先に戻す
『Returnable』(リターナブル:戻す)
Returnにほぼ同じ。用例:リターナブル瓶(飲料水)
『Reform』(リフォーム:改良する)
着なくなった服などを作り直す
『Reconvert to Energy』(リコンバート・トゥ・エナジー:再返還する)
利用できないゴミは、燃やす時の熱を利用する
『Rebuy』(リバイ:買う)
リサイクルされたものやリユース品を積極的に購入または利用する
『Regeneration』(リジェネレイション:再生品)
再生品の使用を心がける
『Reasonable management』(リーズナブル・マネジメント:適正処分)
正しく、環境にそった処分をする。
『Recreate』(リクリエート:楽しむ)または『Refresh with Green-Break』(環境保全型余暇を満喫する)
環境保全型余暇や自然保全型余暇を満喫することは、潜在的な自然体験欲求の充足のみならず自然環境の保全にも役立つ
『React』(リアクト:響き合う)
自然を分かち合う機会や場面を増やす事によって環境共育に働きかけることができる
『Restore』(レストア:復元する)または『Reforest』(レフォレスト:再植林する)
自然環境の復元や生態系サービスの持続的利用は人類が生きながらえる為の重要な要素である
聞いたことが無い言葉もありましたが、いずれにしても少なからず『環境や循環』に関連した言葉ばかりです。一つ一つ意識して考えるきっかけになります。
◎『リフューズ(Refuse)~【拒否】する勇気!~』
では、『リフューズ』とはどういう事でしょうか?
Wikipediaによると、【ごみになるものを拒否する。製造・流通地点で発生源を断つ。】と書かれています。これだけではわかりづらいので、もう少し考えてみます。
・ゴミの原因となる過剰包装などを拒絶、拒否すること。発生を回避すること。
・不必要なものを買わない。同時にもらわない、断ること。
調べてみるとこのようにも出てきます。
具体的な例として挙げてみると、
皆さん買い物をするときにエコバッグは持参しますか?
コンビニやスーパーなどで買い物をする時のビニール袋などが有料化されています。これは何も費用がかかるので有料化している訳ではありませんよね。ビニール袋の仕様を減らしてエコバッグ等の繰り返し使える入れ物を活用しましょうというエコ活動です。
また、同じくコンビニ等でお弁当などを買うと付いてくる割り箸や調味料なども、もらってしまって無駄になってしまう事もあります。常にマイ箸を持参して、お店の箸を使わない、もらわない人もいます。
このように、ゴミになるものを拒否する。発生することを防ぐ。
このような考え方を『Refuse(リフューズ)』という事ができます。
使い捨てのものは、ついつい便利ですし、もらってしまいます。
勇気をもって『ゴミになるので断る。』ことも、循環型社会の形成に大切な考え方なのですね。